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こちらは単なる、兎の脳内での辻褄合わせを紹介しているだけです。



小説内に書き込んでないけど、こういう事情があったんだよって感じです。
別名裏設定とも言います。
それが正しいのかはさておき、細かい事情を把握したい人はこちらを参考にして下さい。

あくまで補足としておいてあるだけなので、史実としてそれが正しいかとかは、正直自信がありません。
兎の、時代設定とかその辺に対するスタンスはこんな→『インジャネ?(´ω`)』感じなので、ヌルヌル、ユルユル通り越して、ニュルニュルです。
それでも良いって人は下へどうぞ。

上から、ストーリー順にネタバレになっているので、まだ読んでない辺りは読まないようにお気を付け下さい。



Q.竹?笹?どれを使ってるのかはっきりして。
A.どれでもいいんです。布団にできるほどの柔軟性を持った細さのものなら。
正直、特別区別してません。
若い竹とかも使っちゃうんじゃないでしょうか。笹も。
1~3m位の、細くて背の低い竹は篠竹という種類だと教えて戴きました。
一番刈っても問題なさそうだなと思ってたのはそれです。

Q.白兎の実年齢が小さすぎるんじゃ?作業するほど大きくないよ。
A.一連の作業は、しろうが全部自分でやってるわけじゃありません。
土岐に力仕事はやって貰ってましたし、喜一君が来てからは細工関係は全部喜一君です。
しろうは口だけだったりします。
拾った子供たちの学習時間を考えると、白兎の年齢もある程度下げざるを得ないので。

Q.文字を覚えるのが早すぎない?
A.ひらがなカタカナ位はある程度崩した形を覚えればなんとかなりますが、漢字はしばらくは崩せないんじゃないでしょうか?

漢字ばっかりは文字が多すぎるので、白兎も大分苦労することと思います。
どうやって崩そうか唸ってる辺りで、書けないと誤解した周囲が手本を書いてくれたりとか。
以前質問がありましたが、白兎が文字を学習していた年齢で寅が「文字の読み書きを会得した」わけではありません。
「習得が寅より遅い」との描写はありますが。

Q.母上、虐待です。
A.普段はそれほど強くどついてる訳じゃないので大丈夫です(笑)
ご心配ありがとうございます。

小突く、と言っても、力の入れ加減は指でちょんちょん突くのと大差ありません。
ただ、繰り返し毎回同じ場所を擦られるのので、しろうが頭皮の心配をしてるだけです。
本格的にお怒りになってる時でも、あくまで武器が扇ですから、そんなにダメージはないんじゃないかなーと思ってます。
白兎が転がる描写を書く為に、叩かれる時に丁度踏ん張りの効かない体勢にしてるから都合良く転がるってのもあります。

Q.主人公達の髪型は?
A.読む人の自由です。特別に指定して書いているわけじゃありません。
まだ日本統一されていないと思っているので、当然地域毎の特色も大きいはず。

なので、公家風の文化の強い場所だったり、武家風だったり色々だと思っています。
そして、伝家の宝刀「しろうは表に出ていないのだし、好きな髪形を通している」
でも大丈夫です。お好きな髪形を想像してお読み下さい。

Q.毎日髪洗うの?結い直すの大変じゃない?
A.洗わなくても、お洒落に気を使う人は毎日結い直す人もいたそうです。
なので、意外になんとかなってるんじゃないかと思います。
少しの不便は我慢です。そして、時代とお土地柄的に、きちんとふだんから月代を沿っているのかはなぞです。その辺りは読者様の思いの通りに。普段からきっちり月代がぴかぴかでも、普段は公家風でもお土地柄です。

Q.白米食べてるの?
A.この時代だと、玄米や麦飯、雑穀の方が主流なんじゃないでしょうか?
白兎は栄養を重視で献立改善してるので、白米ばっかりってこともないでしょう。
子供達や離れの人員は、全員白兎と同じ物を食べているはずですし、白兎の懐も厳しくなります。
日ごとに、麦飯だったり玄米だったり、稗や粟の混ざっている時もあるでしょう。
たまに白米だったりとサイクルで食べているんではないかと。

Q.卵の鮮度や菌の心配は?
A.流通の狭さで逆に問題にならないかと。薬師が多いので大事には至らないでしょうし。
そして、有精卵なら気にしなくても大丈夫だとか、常温でも数日はまったく問題ないですとか、色々とご意見戴きましたが、結果としては問題ないみたいです。
それに江戸時代には卵売りって商売もあったくらいですし、作者はそんなに気にしてません。
理由を全て説明すると長くなるので、気になる方はご自分で調べて見て下さい。

Q.家臣出てきてないけど?どうなってんの?
A.白兎が意識してないだけです。
遭遇する機会がおそらく少なかったことと、普段からきっちりわかる格好をしているかわからないので。会っていても、家人と区別が付いていないかも知れません。

普通は成長するにつれ勝手に覚えることでも、乳児の頃から自意識のある白兎だと逆にその辺はわかりずらいのかと。

Q.船着場跡に家?沈むよ?
A.船着場と、加工を目的として建てられた建物の跡地に建っています。
もちろん、加工途中で沈んでは困るので沈まない場所に建っていると思われます。
そこが沈むほどの洪水になるなら、周囲一体、町まで水没だと思うので、ある程度までの備えしか想定されていないのだと思います。

Q.後妻が当主の子を叩いた?そんなの許されるはずはない!
A.三人しかいない場所での出来事ですし、いいんじゃないですか?
兄の呼び捨てという理由も明確ですし、内密に済ませたんじゃないかなと。
後妻は後妻でも、正室です。
姉が死んだせいで後妻ですが、妻の実家との関係も考えると厳重注意以上は厳しそうです。むしろそれもできるかどうか・・・。
なんせ、先妻が死んで間も空けずに娶らなければいけなかったほど繋がりを持ちたかった家ですし。

Q.新築の家ってそんなに簡単に建たないよ!
A.ある意味、新築じゃありません。

もともと建物が建ってた場所ですし、基盤なんかは流用できる所はそのまま使ったはずです。
さらに、全盛期から衰退した町が近くにありますから、取り壊した家なんかから出た廃材も使ってあると思います。昔の家って一定の規格で作ってあって、大きさが同じだから組み替えても家を建てられるという話です。だから見た目は長屋に近いんです。
材料として使える物ですし、在庫を保存してあったのではないでしょうか?
取り壊した家が多く出た以上、その地域での材料の価値は安くなってるはずです。
職人たちの衣食住に関して質問がありましたが、町に一つくらいは大衆用の蒸し風呂屋があったという話も聞きますし、町に帰ってそっちで入っているのでは?
日が暮れるまでに帰れない人を泊める用意とかは、子供が歩いて往復できる距離ですから用意していません。
健脚な昔の人ならまったく問題はないと思われます。むしろ、「ちょっとそこまで」で山一つ越えてしまう当時の人達にびっくりです。
その他、諸所の問題も、「あくまで、以前建物が建っていた場所」を流用して作っていますから、それほど心配することもありません。細かい心配は、昔の人がしてくれました。
職人さん同士の詮索があるんじゃないかというご意見ですが、呉服屋と同じで、狭い地域のお仕事ですから、兼業でやってるはず。当然、いつも話をしてた職人さん(高草履関連)もいるわけですから、当然窓口は彼になるはずです。まわりの人間は、彦の方に注目しているので何かあっても、彦の話に結び付けられるだけです。

自分の見たいものだけを見て、見えるものだけを信じるという姿勢が、この場合は良い方に働くかと。
ちなみに、ポンプは喜一君と鍛冶屋さんがいないと作れないので後付けです。
壁が乾かないだろうって意見に関しては、「幕間」を読んでくださいとしか・・・。
さすがにすぐ出来たわけじゃありません、ある程度の期間は経ってますよ。
一時しのぎなら町で借家を借りたり、離れに泊めたりでどうにでもなりますし。

Q.諸所の発明品だけど、なんで商売にしないの?
A.特別、商売に結びつける必要がないので。

あくまで、「生活をちょっと便利に」と考えて作っただけなのでそれほど重要に考えていないというか。
白兎としては、意識するものでもないので「商売」と区切って考えた場合、出てこないって理由もあります。
父上にばれてる物に関しては、父上の考えなので白兎にはわかりませんと言うしか。

Q.この時代に銃?
A.この時代っていつの時代でしょうか?兎側から細かい時代の設定は区切っておりません。
・・・と屁理屈はその辺にして、細かい説明です。
銃の伝来は、種子島が日本発と学校で教わってはいますが、確実な証拠があってその説を定説としているわけではありません。

いつ伝わったかの証拠がはっきりとないのが現状だそうです。
大量生産して一気に伝わったのは種子島の時っていうのは間違いないみたいですが。
それ以前から中国には近い物がありましたし、貿易をしていたんですから日本にも伝わっていたはずなんですが。
公にか影にでかの違いはあったとしても。
調べれば、それ関係の資料も見つけることもできるでしょう。
なので、「種子島以前に鉄砲存在説」「史実とずれたパラレル世界説」のどちらもお好きな取り方でお読み下さいませ。

Q.玉兎香について
A.なにやら大人気?な玉兎香ですが、作者の脳内設定ではそれほど効力のある香ではありません。
実際に、洗脳できるほど強い薬が作れるかわかりませんし。
一応、わかりやすく効果を説明すると「頭に血が上って話を聞かなくなっている人」に嗅がせると「人の話が耳に入る」程度になる位に考えてます。軽い沈静効果というか、素直に話を聞くというか。
ちなみに、子供が寮に慣れる頃には耐性がついて効かなくなる位の物でしかないです。
周囲の子供達や調合してる年長の子供にとっては単なるお香でしかありません。

Q.本当に?あれって洗脳じゃない?
A.何度か、「年上の子が年下の子の面倒を見る」と書いたことがあります。
生活を共にしていれば、ましてやあれこれと世話をして貰っていれば、考え方も似ますよね。

それに年齢が上の子達は、彦の影響や世の中の汚さを理解できる年齢であることから、得られる知識の側面も白兎なんかよりはっきりと自覚できていると思うんです。
だから、意識的に下の子供達の考え方を誘導している部分もあると作者は考えます。
意識していなくても、周囲の環境や普段の言動でも影響はありますし、何より教育は最大の洗脳じゃないかと。
具体的に言うと、例えば物語を読ませて「○○はこの時どう思ったか?」という問いに「正解は○○である」と教えられた子供達は同じ様な場面に遭遇した時は○○だと思ってしまうってことです。
わかりずらいかも知れませんが。
思想の統一、とでも言いましょうか。
まとまることで生き延びた彼らにとって、仲間というのは生き延びる力なんです。
上の子供達は誘導していることは自覚して、でもそれが(誘導した当の子供含めて)自分達の幸せだと思っているのではないかと作者は考えています。
自分達の為に、同時に世話する子供達の為に、玉兎として幸せになれる子供になるようにと彼らが誘導した結果です。

ちなみに、おそらく自覚してないだろう幼い子供達は単純に白兎が好きなだけかと。
周りが白と言えば白く思えてきてしまう感じで、それも結果だけ見れば一役買ってしまっているんですが。
あとは順々に育った子供達が下の子に同じ事を繰り返してループです。

Q.扇の扱いに関して
A.武家社会において、扇で人を叩くというのは非常に侮辱的な行為であったと言われております。
が……本作は一応、江戸時代以前をモデルに執筆しています。
「扇=刀」と言われた理由の大きな所に、殿中に帯刀できなかった代わりの意味から来ているらしい→それ江戸時代からじゃね?→それ以前って重要なのは弓とか槍じゃん!ってことであんまり気にしてません。

年代的に、扇の扱いがまだ儀礼的な意味から脱しきれていないんじゃないかと思っております。
それよりは、わざわざ扇で打たせた理由に、どちらかというと、wikiさんでいう「境界」的な意味で作中では使用しています。
兎は専門的に学んだ人ほど知識があるわけではないので、詳しい方から見ると見苦しいかも知れません。
その辺りは突き詰めればどこまでも行けてしまうので、心苦しくも見逃していただくほかありません。
書いている本人の兎が現代人ですので、どうしても現代視点の演出を故意・無意識に書いてしまうこともありますが、カチカチの時代物ではなくあくまで娯楽ですのでそんなもんなんだ~と肩の力を抜いてお楽しみ下さいませ。
兎がガチガチの時代小説が苦手だってこともあるのですが、大河ドラマを見て、化粧の仕方が違う!お歯黒じゃない!って突っ込まないのと同じ感じで読んでいただければ幸いです。

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